帰化申請にかかる時間

 

帰化の相談を受けていると、どのくらい時間がかかりますか、という質問を多くいただきます。

( ※帰化申請のポイントはコチラ

1.必要な書類がどの程度準備できているか、

2.申請先の法務局の混雑状況

 

経験上、この二点につきます。

 

1.必要書類は、大きく、家族関係と所得税金関係に分けられます。

 

更に、家族関係書類は、本国から取寄せるもの、日本の市役所などで収集するものに大別されます。

 

この本国の家族関係の書類の収集と、その翻訳が一番時間を要します。よって、本国の書類が簡単に入手できるようでしたら、この期間が短縮できます。

翻訳はご自身でもできますし、専門の翻訳サービスを使えば数日~1週間程度で可能です。

 

日本の役所から取寄せるものは、住民票や受理証明書など、帰化した家族がいる場合は戸籍謄本などです。在日の方になると、祖父母の代までさかのぼることが必要となるので、帰化する方が高齢だったり、親類の中に高齢の方が含まれていると、事実関係を確認するのに、思った以上に時間がかかります。

 

2.申請先は、お住まいの地域を管轄している法務局です。

 

私の事務所がある愛知県一宮市は、名古屋法務局一宮支局ですが、ここは常時混んでいます。

申請前に、事前相談が必要となるのですが、その予約を取るのに1ヶ月先、ひどいときは2ヶ月先なんてこともあります。申請してからも、面談日が3ヶ月~5ヶ月先!なんてこともあります。

他方、名古屋法務局(本局)では、「次回の予約は来週でもよいですよ」なんて言われて、驚いたことも。

 

ちなみに、一宮市、稲沢市、江南市、岩倉市にお住まいの方の帰化申請は、一宮支局に申請することになります。

 

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