確定申告とビザの許可 2
扶養控除(ふようこうじょ)
日本に在住する外国人の方で、節税を考える方なら聞いたことがある言葉だと思います。
扶養控除、つまり、海外に住む家族を養うために送金する。そうすると、一人あたり38万円が、送金する人の所得から控除されます(ただし、その他の要件もあります)。
結果として、日本国に納める税金が低くなります。
調査によると、30%以上外国人が、11人以上の親族を養っているとして、扶養控除を受けているそうです。
日本政府は、これまで「本当に」、親族を養っているか調査はしていませんでした。しかし、今後は、これを厳しく調査するとの方針を昨年発表しました。2015年から、本当に扶養しているか、証拠の提出を義務付ける方針です。
また、ビザとの関係では、あまりに不自然な扶養控除を申請している場合、ビザを不許可としたり、所得の申告をやり直させ正しい税金をおさめさせる指導をしています。
日本にすむ外国人の皆さんにとって、ビザは無くてはならないものです。
不正な節税は、決してしないよう、心してくださるようお願いします。