羅府新報

 

 

クライアントさんから、現存する日刊新聞としては海外最古で最大規模の「羅府新報」の100周年記念の本(ダイジェスト版のようなもの)をいただきました。

 

「羅府」とは、ロサンジェルスの漢字読み。

左から英語ページ、右から日本語ページが始まる体裁でした。

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創刊1903年、明治時代の末期に渡米した日系アメリカ人の歴史が刻まれています。

1世紀以上前に、海外への「移住」を決意した人々の背景、胸のうち、移住先での奮闘などがつづられ、胸に迫るものがあります。同時に、二世向けマイホームや、お菓子屋さんの宣伝など、当時の生活がうかがえるものもあります。マイホームの宣伝は「借りるより買ったほうがお得」なんて文言があり、今と変わりませんね。

 

人生の大半をアメリカで過ごしたクライアントさん。誰も興味を持つ人がいないから、あなたに差し上げる、といただきました。

 

外国関係の手続きに関わらせていただくこの仕事、波乱に満ちた人生を垣間見させていただくことがありますが、この方もその一人。

いただいたご縁に、感謝するとともに、この仕事の醍醐味を感じる時でもあります。

 

A client gave me the 100 th Anniversary edition of “the Rafu Shimpo”, which is the oldest and largest Japanese community daily newspaper outside of Japan. The Rafu Shimpo, a bilingual newspaper in Japanese and English, started as a community paper in Los Angeles in 1903.
It contains a comprehensive record of Nikkei community.