今週の一冊20140831

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎(著), 古賀 史健(著)


複数の方から薦められて読み始めました。

奥が深い。
自己啓発というより、哲学書です。
一度読んだだけでは飽き足らず、
折にふれ読み返しています。
自分のできる範囲のことと、
他人の領域とを区別することによって、
自分のとるべき行動が明確になっていきます。
青年の疑問に、老師が語るという形式で構成され、
呈される青年の苦悩ももっともなものなので
奥が深い内容にも関わらず
読みやすいです。
人付き合い、人材教育、恋愛、子育て、
対人関係を考える上で、とても参考になりました。
アドラー心理学を基に、著者の岸見さんがまとめられた本も参考になります。
日本人の夫婦観を、根底から覆しそうな視点が述べられています。