外国年金の受取について

日本在住の方が、外国政府年金もしくは外国民間年金を受け取る際の注意点です。

(2015年4月時点での情報です。最終的な確認・判断はご自身で行ってください。

当サイトは、いかなる責任も負いません)

1.日本の銀行を受け取り金融機関に指定する。

アメリカの連邦政府年金(SSA)は、日本の金融機関で受取り可能です(除く、ゆうちょ銀行)。

州レベルの年金は、アメリカ国内の金融機関に限定されるところがほとんどです。

2.年金の受取り金融機関が外国の金融機関の場合

1) ご自身が亡くなった場合のことを考え、共有名義にするか、受益者(beneficiary:ベネッシアリー)を指定しておく。

本人確認が厳格な場合が多いので(代理人は不可)、元気なうちに、準備をしましょう。

2) 外国口座の資金は、こまめに資金移動しておく。

名義人が亡くなると口座は凍結され、厳格な手続き(場合によっては裁判手続き)を経る必要があります。

1年くらいは、口座の資金は移動できないと考えましょう。

3.遺言書の作成

日本で、公正証書遺言を作成し、外国資産についても記載します。

外国語の翻訳文を添付します。

4.外国年金受取り停止の手続き、外国銀行への死亡の知らせなどの手続きの準備

年金を受け取っている方が亡くなった時に、必要となる書類を、事前に集めておきましょう。

事前配布がされない場合は、連絡先となる電話番号、E-mailなどを特定しておきましょう。

死亡の届出をしないまま、外国から年金を受け取ってしまうと、返還の手続きに非常に手間を要することになるので、
注意してください。

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